佐藤先生のちょっとしたコラム7

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2023年5月1日

佐藤先生のちょっとしたコラム7

皆様、おはようございます。まんまるキッズ鶴見教室の佐藤です。

今年のGWは久しぶりに、人込みが戻り大賑わいな様子を嬉しく思います!!(博多のどんたく祭りやお台場の肉フェスに心揺れます!!)

皆さんもGWの終わりには『草臥れて 宿借るころや 藤の花』のような心境になっていれば良いと思います。

 

今回はまんまる式ペアレントトレーニングについてコラムしたいと思います!!

今回は第一段階『分析する』第2段階『良い行動を褒める』に続いて第参段階『良くない行動を無視する』について説明してきました。今回は第Ⅳ段階『指示の出し方』について説明できればと思います。

皆様にはこれまで子どもの行動を分析して良い行動・良くない行動・やってはいけない行動の3つに分ける。そして良い行動を褒めることで、お子様の信頼関係を構築して、良くない行動は無視することで、良くない行動は減ってきたと感じる頃だと思います。

では『指示の出し方』とは何ぞや?とういうところですが、これは第一段階の褒め方にも通じますが、正しい指示を出すことです。

例えば『オモチャを片付けて下さい』では通じないのは子供と保護者のイメージが共有できていないのが原因と思います。

なので『床の下に落ちている車のオモチャを本棚の隣にある青いオモチャ箱に片付けて下さい』と言い換えると伝わりやすくイメージの共有もしやすいと思います。また、ある程度、理解が進んだ場合は、保護者が一度オモチャや本の片付け方を一度見せてから片付けさせると、理解しやすいと思います。また1人で片付けを定着させる場合は、整理整頓出来ている状態を写真で残し、本棚やオモチャ箱に貼っておくと、自分で理解して片付けることが出来る様になると思います。

(以前、コラムで書いた『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。』に通ずる部分だと思います。新入社員のマネジメントにも使える方法だと思います。)

また、良くない行動は無視ですが、やってはいけいな行動の際は、先に指示をだすことも大事だと思います。例えば、人のオモチャを取って遊んでしまうAさんに対しては、『他人のオモチャを勝手にとってはいけません!!兄には『貸してください』と言います。次に同じことをしたら叱ります』という指示を出します。この時、Aさんが兄に『オモチャを貸していください』と話さてら褒めてあげます!!逆にまたオモチャを取った際は、第伍段階の『叱る』に移行します!!

指示出しのコツは自分のイメージをなるべく分かりやすく表現することです。アレやコレではなく。『テレビのリモコン』『醤油』『バスケットボール』みたいに固有名詞や具体例を出すことが必要と思います。指示出しが苦手な上司の皆さんも、具体的な行動指示を出さないから部下が動いてくれないのかもしれませんね!!!

最後の第伍段階『叱る』は近いうちに記載できればと思います。では皆さん、楽しいGWをお楽しみください!!

 

PS

文中の俳句は俳聖、松尾芭蕉の俳句になります。意味としては、旅で歩き疲れて宿を探していた時、ふと空を見上げると、綺麗な藤の花があった。という風情ある俳句となっております。皆さんもGW中、大変とは思いますが、疲れている時こそふと立ち止まり、外の世界を見ては如何でしょうか?